信じる力

2011年06月26日(日)

よくあの人は実力があるなどと表現するが、その実力を構成する要素はいかようなのかと考える。
そのときに、先天的なIQや家庭や学校などの組織で養われるEQが大きいのかなとも思う。


自分は高校に入ったときに、中学校(公立の少し荒れてた学校)に比べて、まわりにいる人たちの頭のよさ、理解力、論理を作る速さにびっくりした。
しかし、社会の荒波にもまれる中でそれだけでうまくやれるほど社会は甘くないのだなと思い知った。高いIQを持つ彼らのなかにもうだつがあがらない人はたくさんいるだろう。

正直、同窓会に行ってちょっとがっかりしたことがある。当時は、すごく頭がいいなと感嘆したが、実力あるな、見習いたいなと思える人が見当たらなかったのには少しせつなかった。

自分は人よりも物事を理解する速度が速いし、論理的に物事を解決できるが、それだけであれば今の自分はいないことは確かだと確信できる。
22歳の心が折れそうなときに、自分を支え鼓舞したのは自分を信じる力であり、それがなければ、あきらめてしまった口だけが達者な人から疎まれる自分がいたに違いない。


信じることは難しい。いやなこともそりゃあ誰にでもたくさん起こる。

そういう中で、自分を信じて

俺は大丈夫だ
いい方向に向かっている

と思えるその力こそが実力だと思う。
向かい風を追い風に自分を信じる力をこつこつ努力して養いたい。

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